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by neelkamal

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伝統のブロックプリントと植物染め

ジャイプルに行くたびに、ちょいと立ち寄る郊外の
ブロックプリント工房。いつも家族で歓待してくれる
職人さんから電話があったのは一昨日のこと。
「デリーに行くから、会いにきて」って。

秋のお祭りシーズン前に、取引先に納品に来たそうで。
藍や茜、ザクロの皮を煮出して染めた色、ウコンの色
自然の色から染めた、独特の色合いはちょっと地味目だけど
昔ながらの伝統柄と、工房のオリジナル柄と、
アノーキーなど有名ブランドから特注で再生された柄と。
一番のお得意さんは日本なんだって。
c0338191_00404110.jpg
こういう天然の色素で染めたものは、今や材料をそろえるのも
大変だし、手間もかかるので、ケミカル・ダイ(科学染料染め)
の倍以上のお値段しますが、納得。
c0338191_00403571.jpg
手仕事のよさ、昔ながらの伝統を守る植物染めの良さを理解し
相応の値段で買い求める富裕層もいれば
まず値段ありきで 同じような模様のスクリーンプリントの
安いものに走る人々も多い。ピンからキリまでのインド。

ブロックプリントのインクで汚れたり、
植物由来の染料を暑い中煮詰めて色を定着させたり
藍甕の管理をしたり、染め上がったものを流水で洗ったり
そんな 大変な仕事をいやがる若者が増え、
後継者が激減しているというブロックプリンティング業界。
そんな中、彼らは父から子へと伝統の技を受け継いでいる稀なケース。


↓写真左手は、伝統の小柄で、「花嫁のガーグラー(スカート)」
のための吉祥文様。クローブの実を表していて、
多産・豊穣のシンボルでもあります。
これと、〇に十文字のコリアンダーの種の模様も
同じくジャイプル郊外の村の花嫁用ガ―グラーになったもの。
こういう小柄は「ブーティー」と総称されています。
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前にいったとき、買おうかどうしようか、迷って
使い方によっては田舎臭いかも・・・・と買わずに帰って
ずっと心にひっかかっていた藍と紅の小柄の布。
丁度彼らの手持ちの布の中に同じものがあったので、
わけてもらいました。それと、ちょっと厚手の布に
丁寧にハンドプリントされたベッドカバーもゲット。
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ナショナル・アワードも受賞しているブロックプリント職人の
父と息子。この12年ほどジャイプルに行く度に
彼らの工房に通い続けて、だんだんと彼らの
暮らしぶりが良くなり、お手洗いが水洗になり
キッチンが広くなり、即売所ができたり・・・・で
その流れをずっと見て来ているので、何かコラボできたら
いいなぁ・・・と思っています。

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by neelkamal | 2017-09-09 00:56 | インドの布・手仕事 | Comments(0)

やっぱりブロックプリント

先日、MUJIデリー店の内装のアクセントが
ブロックプリントの版木で作られていて素敵
ってご紹介しましたが↓↓
c0338191_01250802.jpg
版木は専門の職人さんがいて、たくさんの彫刻刀のような
お道具を使ってコツコツと彫っています。
堅い木で彫らないとすぐに摩耗してしまうから、細かい
模様のほど手間がかかり、高価で貴重なのは納得ですよね。
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昔はブロックひとつひとつが小さくて、のんびり作業して
一家を養っていけたんだ・・・と親方が。今はひとつひとつの
ブロックも大きくなり、なんでもスピードのほうが大事な
世の中になったって嘆いていました。でも一番の顧客は
日本なんだって。

ブロックプリント用の版木を作る工房はこんな感じで
分業制をとっているところが多いです。
c0338191_01245450.jpg
手前右側の人はひたすら木を養生し、指定の大きさに
切っていくひと。手前左の人はこつこつと下絵を
打ち込んでいくひと。壁際の人や奥の人はひたすら
図案を彫るひとたち。真ん中の戸棚の前にいる人が
親方です。

この親方、国民賞を受賞している凄腕なんです。
私が今まで見た中で、一番大きくて細かい版木。
60㎝X30cmくらいあったと思います。
c0338191_01342196.jpg
これ、均一に押すの難しいだろうなぁ・・・

アンティークショップなどで売ってるブロックプリント
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下段中央あたりにスタンプが押されているのわかりますか?
これは100年以上古いもので、インド税関規則により
国外持ち出しが禁止されているもの。
アンティークショップなどですすめられても、レプリカで
我慢しましょうね~

涼しくなったらジャイプルに買い物に行きたいわぁ。

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by neelkamal | 2017-05-13 01:31 | インドの布・手仕事 | Comments(0)

Anokhiの父、逝く

ジャイプル在住の友人たちからの知らせで
ジャイプルの父、とも言われるジョン・スィン氏が
亡くなった事を知りました。まだ75才だったのに。
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ジョン・スィンさんと言えば、奥様のフェイスさんと
共にジャイプル界隈のブロックプリントをはじめとした
手工芸品の復興に尽くした人。彼の無私の尽力なくして
今のジャイプル人気はないと言っても過言ではないほど。
1960ー70年代に安価な化繊が入るようになり
急激に衰退していった植物染めや印判染めを復興させた
立役者でもあります。(当時、日本から入ってきた化繊は
ジャパニサーリーと呼ばれ、人気のものだったんです)
c0338191_02055959.jpeg
アノーキーを設立し、サンガネールやバグルー
と言った近郊の村で、家内工業でやっていた
ブロックプリント職人たちに安定した仕事を供給し
女性たちにも働く場を提供した功績も偉大です。
c0338191_02130661.jpeg
検品や値札付けなどを行う場、Anokhi Farmには
自社農園もあり、ここで作った
オーガニック野菜を使ったメニューで
ジャイプルの旗艦店ではカフェも運営。
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功績を挙げるとキリがないんですが
その志は息子へと受け継がれ、息子のお嫁さんは
イギリス人ですが、アノーキーのデザインチームの
要でもあります。

INTACH(インド文化芸術遺産全国基金)ジャイプルの
会員でもあったジョン・スィンさんは
いち早く重要な建造物を保護、修復することにも
心を尽くし、私財をなげうっています。
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アンベール城麓のアノーキー博物館も
廃墟化していたハーヴェリーを修復したもの。

こうした人がいたから、今のアノーキーがあるんだなぁと
しみじみ思ったのでした。

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by neelkamal | 2016-04-16 02:28 | 青蓮日記 | Comments(2)

ブロックプリントの木版で

お片づけのプロとして、バリバリ仕事している
先輩から「あなたのところは、物が多そうよね~」って
しみじみ言われました。「ブログ見てると
よくわかる、あ、またなんか雑貨が増えてるって」だって。

なんかチョコチョコしたものが多いんですよね~
しかも、可愛くて安い雑貨が多すぎるインド(言い訳!?)

たとえばこれ。ブロックプリント用の木版
アノーキーやファブインディア、
そして骨董品店などでも売ってますが
私のは道端でメヘンディー描いてる人が持ってたのが多いかな
c0338191_01084295.jpg
前にブロックプリント工房の親方に、ほんものを
譲って~と言ったら、商売道具だからダメって言われました。
そりゃそうよね、人間国宝にお道具を譲ってくれって
言うようなもんだよね、とあとで反省。

何に使うのかって?
ちょっとしたお礼状などに押すこともありますが
絵に使ったりもしてます。私の友人はこれで陶器に模様を押してて、釉薬が綺麗に入り込んで、それも可愛かったなぁ。

風にたなびく布の部分に
孔雀のブロックプリントを押したりとか
c0338191_01085266.jpg
頭にかぶったドゥパタ(ショール)に
小さな花模様をいっぱい押したりとか。
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この小さな花のは、ジャイプルのアノーキー博物館の
木版作りのおじちゃんが、その場で彫ってくれたもの。

こういうのがあるもんで、家は片付かないわ~
それに布物もついつい買っちゃうしなぁ。
ちょっと、この秋は
いらないものを思い切って処分する!!
・・・・・かも。(急に弱気ww)

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by neelkamal | 2015-08-14 01:19 | インドもの・これは使える! | Comments(2)

PTM(面談)とFIT(ドイツ語検定)と縫い物と

モンスーン(雨季)も終盤にさしかかり
まとまった雨が降るようになった昨今。
日曜日なんて、かなりの雨量でしたから
これがもし平日の通勤時間帯だったら、
超・渋滞だったでしょうね。

土曜日はPTM(Parent Teacher Meeting)でして
相変わらずどの先生からも「おしゃべり」だって
言われるうちの息子ですが、点数さえ取っていれば
それ以上はあれこれ言われないインド。
学生数が多いので、まずスマホで子供の写真を
先生に見せて、認識してもらわねばならないのですが
うちは数少ない(というか学年でただ一人の)日本人ママ
なので、それをキャッシュさせてもらっています。

日曜日はゲーテ・インスティテュート主催の
ドイツ語検定。ちょうど雨が一番激しく降っている
時間帯が集合時間だったので、徒歩圏内の
学校が会場だったのに、車で送って行きましたよ。

日曜日がゆっくり自分のために使えたので
ずっと縫おう縫おうと思っていたパジャマパンツに
とりかかりました。
3月に仲良し4人組で行った、ジャイプル女子旅で
買っておいたブロックプリント。
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↑↑真ん中へんに白黒のプリントがあるでしょう
これの柄違いで、反物の最後の2メートル弱が
残っていたのを買ったのはいいけど
ずっと、何にしようかと考えあぐねていたんですよ。

パジャマパンツの型紙を見たら、2メートル15センチ必要と
書いてあるし、どう計ってみても1メートル80ぐらいしか
ないんです。型紙をあーでもない、こーでもないと
並べてはあきらめ・・・・・
ついに鋏をいれ、足りない分は後ろのウエスト近辺を
わからないように継ぎ足して。
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ウエストゴムですから、少々太っても大丈夫!(をい!!)
おまけに薄手コットンだから、涼しい!!
は~~、暑いうちにできあがって良かった。
早速はいています。
酷暑期はミシンしごともしたくないから
本当に久しぶりにミシンをかけましたよ。

さてと、新しい一週間のはじまりですね
張り切っていきましょう!!

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by neelkamal | 2015-08-10 00:20 | 青蓮日記 | Comments(0)

インド南北ブロックプリントの技

北インドのブロックプリントといえば、ジャイプルおよび
その近郊の村が有名ですが、ラージャスタンのお隣、
グジャラート州にも伝統的なブロックプリントの技が息づいています。
このご紹介はまた後日するとして。

今日ご紹介するのは南インドのもの。通称カラームカリと
呼ばれていますが、もともとはカラーム(ペン)カリ(仕事)の名の
示すとおり、寺院などに奉納する布を、ペンを使ってロウケツ染めで
作っていた地域があったのです。それがだんだんと木版を使って
布を染めるようになり、名前だけがそのまま継承されています。

テランガナ州(アーンドラ・プラデーシュ州が分割され、二つの州に
なったのは記憶に新しいですね。)の州都ハイダラバードから
陸路移動していると、空港を出たあたりで立派な高速道路だったのが
いつの間にか綿花畑の中を走る道路になり、こんな風景に出くわしたりも。
え~と、ハイウェイはいつ降りたっけ???
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更にアーンドラ・プラデーシュ州の州都ヴィジャヤワダから
海辺に向かって走ります。
(こうして出張であちこち回るおかげで、息子の地理を
教えるときには臨場感溢れる?説明ができますよ。へへ)
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途中点在する村々は「布」の家内工業で
生計をたてている家庭が多く、綿花から篠綿をつくり、それから糸を紡ぎ、
縦糸をはり、横糸をうちこんで布を織る・・・・・・そのいずれかの工程に
関わっています。(村に近くなればなるほど、いろんな生き物が登場。笑)

カラームカリ(ブロックプリント)を施す前に、織物工場から
届いた布を仕上がりの色に合わせて漂白したり、生成りのまま
使ったり、糊付けをする作業が待っています。この工程は
機械でやっているところも多いのですが、この村ではまだ
人力で、お兄さん達ががんばっていました。
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黄色はターメリック、青は藍、葉っぱやら
樹液の塊やら・・・・・こういった自然素材での染めを
行っているところが少なくなってきた昨今。
こうして伝統手法を守っている工房は貴重です。
c0338191_02550516.jpg

一つ目の版を押したもの。
このあと数色、版を重ねたり、更に地色を染めたりして
できあがり。(↓↓これは某Fぁぶ Iんでぃあの商品になるんだそう。)
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木版は?って尋ねて案内されたのはここ。
こういう場所が3部屋分ありました。
が、この雑然とした置きっぷり、必要なものが
すぐに見つかるとは思えないんだけど・・・・・・・
c0338191_02550553.jpg

と、親方に聞いてみたら「大体何がどこにあるかわかってる」と。
奥のほうにあるのに行き着くまで大変そうなんだけど。

こういう村々の手作業が集約されて、商戦に乗り
私達が小売店で手にしているわけですね~。
こうして製造工程を見ると
お店でインドの布があったら、しみじみ眺めちゃいますよね。
貴重なものだし、これはぜひ買っておかねば・・・・って
買い物を正当化したりして。

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by neelkamal | 2014-09-17 00:21 | インドの布・手仕事 | Comments(0)

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