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サーリー着付け講習会

1月21日(水)はさくら会主催イベント、
日本人会室で、「サーリー着付け教室」を行います。
定員30名で、あっと言う間に満席になってしまったので
今回はご参加いただけなかった方に、インドの
サーリーの基本情報をここでご紹介します。
(着付けの実演があるので、スペースの関係上
30名でいっぱいいっぱいだったのです・・・・・)

日本の着物と同じく、サーリーは場数を踏めばふむほど
綺麗に堂々と着こなせる民族衣装です。足元がかくれる丈の
サーリーを着て、いかに上手に足裁きをするか、これも
着物と同じ。

インドのサーリーについて、国内の産地別にぐるっと
インドを一周してみましょうね。

まずはインドの花嫁さん必携の、シルクサーリーの産地
ヴァラナシ。錦織のように絹糸に金糸や色糸が織り込まれた
サーリーで有名です。
ヒンドゥー教徒の場合、花嫁さんのサーリーの色は「赤」
それも各家でシェードが少しずつ異なり、マルーン系(臙脂)
朱色系、真紅・・・・とそれぞれに色味が決まっています。
結婚式の主役が着る色ですから、ヒンドゥー教徒の結婚式に
招かれた場合には、赤いサーリー着用は避けたほうが良いですね。

c0338191_00391200.jpg

次に、東インド・コルカタ周辺のものから「バルチャリ」
c0338191_00392555.jpg
ムガール時代から、イスラム教の権力者たちが住んでいた
ムルシダバード地区にあるバルチャリ村で
歴代作られていたのが絹のサーリー。
ムガール時代には高貴な人々しか着用が許されていなかったものです。

東インド会社の時代には「安くて質の良いシルクサーリー」が
イギリス人たちにも大人気で、生産が間に合わなかったとの記録も。
イスラムの権力者たち(ナワーブ)がその技術を高く買い
材料確保にも協力的であったため、この地は有名な
シルクサーリーの産地として、今も知られています。
ボーダー部分には花や木々、肩から垂れるパッルには
神話の一場面などが金糸で織り込まれているのが特徴です。

次に南に下って、タミールナードゥ州の「カンチープラム」
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南インドのサーリーの特徴は、他の地方のものと比べて
長いこと(9メートルのものもあり)。
それで↑↑このような着方もできるわけです。
c0338191_00394747.jpg
機にかかっていたときの、端糸の部分が綺麗なタッセルに
仕上げられているのも特徴。カンチープラムでは、住民のほとんどが
シルクサーリー産業に携わっており、今も5000家族が
従事しているそう。

次に・・・・・マハーラシュトラ州の代表は「パイター二」
c0338191_00395453.jpg
↑↑↑ これが典型的なパイター二の色使いですが
パッル(垂れ)の部分に金糸がふんだんに使われ、
紫、フューシャピンク、オレンジ、緑、青で
模様が描き出されます。 孔雀・オウム・蓮の花が
代表的な模様。
アジャンタ・エローラ観光の基点となるアウランガバードの
郊外にあるパイターン村で織られている、伝統的サーリーです。

本日最後のご紹介はグジャラート州の「パトラ」サーリー
c0338191_00400037.jpg

グジャラート州のパタン村で織られる伝統的な縦横絣は
本来の「植物染め」で手織りできる家族が一軒残るのみ。
↑↑上の画像のデザインは、博物館ピースのレプリカです。
細い絹糸を模様にあわせて縦糸・横糸別々に染め上げ
寸分の狂いもないように模様あわせしながら織り上げていくことから
一枚のシルクサーリーを作るのに20年以上かかる、とも言われます。

シルクサーリーだけでもこれだけの産地がありますから
カーディー(手紡ぎ・手織り)やら、綿、シルクと綿混紡
といった素材重視のもの、透かし織りや刺繍が入ったもの
パーティー用のビーズ刺繍もの、総絞り・・・・・と
語りだすと、これだけで何日分もブログ書けるくらい。

これからインド生活の記念に
一枚サーリーを買いたいわ~ と言う方には
やっぱり伝統的なシルクサーリーをおすすめします。
できれば「レディメード」じゃなくて、一枚布のままでね。
そのままでサーリーとしてさまざまな
着付けのスタイルができるのはもちろん、
ドレスに作り変えたり、着物の帯として再生したりもできますからね。

さてさて、こうしちゃいられない、講習会に持参する
見本サーリーの準備しなくちゃ。

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by neelkamal | 2015-01-21 01:00 | デリー生活お役立ちネタ | Comments(0)

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